Claude Codeでブログを書いて、挿絵まで自動で作る。
これ、やってみた方は多いと思います。
文章はきれいに仕上がるのに、画像だけどうも変なんですよね。
友の会でもその話になりました。
友の会というのは、Claude Codeを使っている経営者さんが集まる勉強会です。
その日は、ClaudeにNano Banana Proを使わせて画像を自動で作りたい、課金する覚悟はあります、という相談から始まりました。
Nano Banana ProはGeminiの画像生成です。
課金といっても1枚10円から20円ぐらいなので、お金のほうは問題じゃありません。
問題はその先なんです。
出来上がった画像の品質がバラバラだと。
これが悩みでした。
画質が低いとか、そういう話じゃないんです。
1枚1枚はちゃんと描けています。
なのに並べてみると、タッチも色味も雰囲気もてんでバラバラ。
ブログを作るときにネックになるのは、たいていこっちなんですよね。
記事ごとに別の人が描いたみたいなサイトになっちゃうんです。

で、僕がその場でお答えしたのはこうです。
「クロードはジェミニさんも立派やから、それぐらいわかるでしょって思っちゃうんですよ。ジェミニはすごいアホなんですよ。もうそこのペン取ってくれみたいなことがわからないんですよ」
言い方が乱暴ですみません。
でも実際、現場で起きてるのはこれなんです。
もう少し説明しますね。
Claudeは賢いです。
記事の内容を読んで、この記事にはこういう絵がふさわしいと考えて、細かい指示書を書きます。
人物の表情、背景の小物、光の向き、画面の構図。
人間のデザイナーさんに渡したら喜ばれる水準の指示書です。
ところが受け取る側のGeminiは、絵を描く力はすごいのに、指示を読み取る力がまるで違うんです。
「そこのペン取って」が通じない相手に、びっしり書いた指示書を渡している。
これが毎回起きています。
賢い側は、相手も自分と同じぐらいわかるはずだと思って書きます。
描く側は、その指示書の半分も拾えません。
「アホと賢のミスマッチがすごい起きるんで、クロードが完璧なプロンプト書いてもジェミニが再現できないっていうことが結構あるんですよ。ここでまず大きな失敗をすることが多いです」
当日はこう言いました。
Geminiがダメという話ではないです。
賢いことと、指示を受け取れることとは別の能力だってことです。
指示書が丁寧になればなるほど、描く側は迷って、1枚ごとに違う解釈をします。
だから完璧な指示ほど、品質がバラバラになるんです。
じゃあどうするか。
まず、サイトのテイストを渡します。
青を基調にしたページなんです、とか。
実写の写真をたくさん使っているページなんです、とか。
文章で細かく指定するんじゃなくて、どんなサイトなのかを先に教えておきます。
指示が通じにくい相手には、細かい話の前に大枠を伝えたほうが届きます。
次に、メインビジュアルを作ります。
サイト全体の顔になる画像です。
ここが分かれ道で、おすすめは手動です。
自分でGeminiを開いて、Nano Banana Proを立ち上げて、一度作ってみてください。
Claudeにやらせたくなるんですけど、そこは我慢です。
当日の言い方だと「クロードから作らせたらもうなんかインテリがアホを使いこなせない現象がすぐ起きるんで。手動で作った方が圧倒的にスムーズにいく」なんです。
自分で開いて、サンプルの画像を貼って、こういうやつを作ってください、これをイラストにしてください。
それだけで、まあまあ思ったものが出てきます。
人間の指示は、Claudeの指示書よりよっぽど雑です。
その雑さが、描く側にはちょうどいいんですよね。
最初の1枚ができたら、あとはClaudeに任せて大丈夫です。
記事の画像を作らせるときに、そのメインビジュアルと、その記事のアイキャッチを添えさせます。
言葉で説明させるんじゃなくて、絵を見せるんです。
これで少なくとも、記事の中の統一感は保たれます。
一つだけ注意があります。
メインビジュアルが部屋の中の場面だとします。
そこへ屋外の話の記事が来ると、メインビジュアルを添えているせいで、ずっと部屋の中の絵ばかり描いてくることがあるんです。
外の話なのに、窓の外に景色があるだけ、みたいな絵です。
Nano Banana Proだと普通にあります。
そのときは、屋外の1枚をメインビジュアルとして先に作ってしまいます。
それを添えて、外の話ですよ、とわからせる。
これで割と解決します。
描く側には言葉より絵のほうが通じる、という一点で全部つながっているんです。
ここまで読んで、ブログの挿絵にそこまで手間をかけるのかと思われたかもしれません。
僕もそう思っていました。
でも記事ごとにテイストが変わるサイトを見たお客さんは、なんか安っぽいなと感じますよね。
文章がどれだけ良くても、絵で損をするのはもったいないです。
Claudeが賢いぶん、その賢さが画像では裏目に出ます。
これがわかっていると、対処は難しくありません。
最初の1枚だけは自分の手で。
残りはその1枚を見せながら描かせます。
これでブログの画像が、ようやく同じ会社の画像に見えてきます。
自社の画像のテイストをどう決めて、どう揃えるか。そこの設計から相談したい方は、ai.msup.biz のAI導入サポートで承っています。最初の1枚をどう作るかから、一緒に考えます。
