「AIで画像を作るのは楽になったけれど、気づいたらサイトの中で絵の雰囲気がバラバラになっている」。最近そんな声をよく聞きます。1枚1枚はきれいなのに、並べてみると別々のサイトから持ってきたみたいに見えてしまう。これ、実はちょっとした準備で解決できるんです。今日は、AIで作る画像のテイストをサイト全体でそろえる方法を、僕自身のやり方でお話しします。
AIで画像を量産したら、サイトがチグハグになってきませんか
いろんな事業者さんのサイトを見ていると、AIで作った画像の出来不出来の波が、すごく大きいんですね。トップはかっこいいのに、記事の中の画像はまた違う絵柄で、別のページはもっと違う。1枚ずつ見れば悪くないんですが、サイト全体で眺めるとどうしても「寄せ集め」に見えてしまいます。
これ、案外もったいないんです。お店で言えば、商品はいいのに、看板とチラシと店内POPのデザインがぜんぶ別々、みたいな状態ですよね。初めて訪れた人は、中身を読む前に「なんとなく雑然としているな」という印象を先に受け取ってしまいます。
僕は、手作業でそのつどイラストを作っていくやり方は違うな、とずっと思っています。作った本人は満足でも、見ている人には統一感のなさがそのまま伝わってしまうからです。
なぜテイストがそろわないのか
じゃあ、なぜテイストがそろわないのか。理由はシンプルで、画像を「そのつど、ゼロから」作っているからです。
AIは、指示がなければ毎回まっさらな状態から絵を起こします。今日は水彩っぽく、明日はくっきりしたイラスト、次はまた違う雰囲気と、同じ人が頼んでいてもブレていくんですね。
やっかいなのは、後から画像を足したときです。最初に作ったアイキャッチと、あとで付け足した本文の画像とで、テイストがちょっと違う、ということが平気で起きます。しかもAIの画像生成は、賢いプロンプト(指示文)を書き込んでも、思った通りにならないことがあるんです。言葉で細かく縛ろうとするほど、かえって崩れることもあります。
答えは「ブランドイメージ画像」を1枚決めることです
じゃあ、どうすればいいのか。答えは意外と簡単で、「ブランドイメージ画像」を1枚決めておくことです。
これは「うちのサイトの絵は、このテイストで行くよ」という見本の1枚です。洋服屋さんが最初に色見本帳を決めておくのと同じで、基準が1枚あるだけで、そこから先の画像はぜんぶそこに寄せていけます。毎回ゼロから雰囲気を決め直さなくてよくなる、というのが大きいんですね。
やり方は、AIに「これはブランドイメージ画像にしたい」と伝えるだけです。そう言えば、それなりにフォルダに片付けてくれたり、メモを残してくれたりします。基準の絵をAIと共有しておく、というイメージですね。
ブランド画像は、自分や店の写真から作るのが近道です
ではブランド画像そのものは、どう作るのか。ここにコツがあります。
おすすめは、ご自身の写真やお店の写真から、一度イラストに起こすやり方です。いきなり絵の中身とテイストの両方を言葉で指定しようとすると、うまくいきません。今のAIの画像生成は、中身をいじりながらテイストも整える、という二つの課題を同時にこなすのが、まだ苦手だからです。
二兎を追うと、たいてい両方こけます。だから順番が大事です。まず写真をもとに「絵」を作って、それを固定してしまう。中身が決まった後で「テイストだけ」を調整する。土台を先に固めてから仕上げにかかる、という段取りですね。こうするとAIに一度に無理をさせずにすむので、ぐっとやりやすくなります。
ちなみにブランド画像は、凝ったプロンプトで作り込む必要はありません。さきほどお話しした通り、言葉で細かく指示しても思い通りにならないことがあるので、まずはご自身の手で「これでいこう」という1枚を作ってしまうほうが、結局は早いです。
「毎回聞かれる」をなくすルールの入れ方
基準の1枚ができたら、次は「毎回そろえる」を自動にします。
コツは、参考画像を指定させることです。テイストを揃えたいときは、アイキャッチ画像を参考画像として渡す。これをそのつど手でやるのは大変なので、AIの設定にルールとして書き込んでおきます。「画像を作るときは、この参考画像に合わせてね」と一度ルール化すれば、あとは向こうが勝手に守ってくれます。
毎回「これでいいですか」と聞かれると、正直うっとうしいんですよね。記事が200本もあったら、200回聞かれることになる。だから先に「このルールで作ってね」と伝えておくわけです。
それでも、後から足した画像のテイストがズレることはあります。そのときは、そのブログのアイキャッチ画像を参考画像に指定する。これでだいぶブレにくくなります。
テイストがそろうと、サイトの信頼になる
最後に、なぜここまでやるのか、という話です。
AIに画像をコントロールさせて、似たテイストの画像を量産できるようにすると、サイトとしての信頼度は圧倒的に上がります。1枚1枚の出来映えより、サイト全体で見たときの「そろっている感」のほうが、見る人の安心につながるんですね。
ブランドイメージ画像を1枚決める。写真から作って、テイストを固定する。参考画像をルールにして、あとはAIに任せる。この三つだけで、サイトの見た目はぐっと整います。
「うちのサイトも画像がバラバラで気になっている」という方は、ぜひこの順番で試してみてください。設定のところでつまずいたら、AI導入サポートでご相談にのります。お気軽にLINEからどうぞ。
