「ブログのネタがない」と悩んでいる治療院の先生、店舗の経営者さん。実は、ネタは毎日、目の前で発生しています。お客様との会話です。
問診、接客、打ち合わせ。現場でお客様と直接話す業種は、それ自体がコンテンツの宝の山なんです。ただ、話した瞬間に消えてしまうから、材料として使えていないだけ。
先に結論を言います。現場の会話を録音して貯めてください。100件たまるころには、ブログは書き放題になります。この記事ではその理屈をお話しします。
私が治療院の先生に伝えている、たったひとつのお願い
私は治療院の先生方の勉強会で、こうお伝えしています。
「問診を録音しておいてください」
これだけです。もちろん、患者さんの同意が取れていることが大前提です。無断録音は論外ですので、必ず一言お断りしてください。
で、同意を得た録音がたまればたまるほど、材料は増えていきます。100件たまったら、もうブログ書き放題です。
なぜ「100件」で書き放題になるのか?
「録音がネタになるのはわかるけど、書き放題は言い過ぎでは?」と思いますよね。ポイントは、1件ずつの録音と、100件の録音では、書ける記事の種類が変わることなんです。
1件の録音から書けるのは、症例紹介です。「こういう症状の方が来院されて、こう施術して、こうなりました」。これはこれで立派な実体験の記事です。
ところが100件たまると、傾向が書けるようになります。たとえば「腰痛の人がよく起こしやすい生活習慣」という記事。これは1人の患者さんの話では書けません。何十人分の問診があって初めて、「腰痛で来られる方は、こういう生活パターンの人が多い」という切り口が生まれます。
そしてこの傾向記事は、どこかで読んだ一般論ではなく、自分の現場のデータから出てきた実体験です。同じテーマで書かれた借り物の記事とは、価値がまるで違います。
治療院に限った話ではありません
この構造は、お客様の悩みを聞く仕事なら全部同じです。
たとえばリフォーム業。お客様の相談を録音して貯めていけば、同じような悩み、同じような問題が、データとしてはっきり出てくるはずなんです。「築20年前後のお宅で多いご相談」のような傾向は、そのままブログになります。
現場の会話が貯まる → 傾向が見える → 傾向が記事になる。この流れができると、何がいいかというと、アイデア出しに悩む工程が消えるんです。ネタを考えるのではなく、貯まったデータからAIに拾わせる。勝手にできるんですよ、これ。
録音のハードルは、思っているより低いです
「録音って、専用の機材がいるんじゃ」と思われがちですが、スマホのボイスメモで十分です。私自身、打ち合わせの録音はスマホひとつで済ませています。
貯めるときのコツは、お客様がどういう感情だったか、どう考えていたかが残る形にすること。症状や工事内容という事実だけでなく、お客様の言葉そのものが、読者の共感を生む材料になります。
録音を文字にする工程はAIの得意分野です(文字起こしの精度を上げるコツは別記事で書いています)。
まとめ:会話は消える。録音は資産になる
整理します。
- 現場でのお客様との会話は、毎日発生している一次情報です。録音しないと消えます
- お客様の同意を得て録音を貯めてください。100件たまると、症例紹介だけでなく「傾向」の記事が書けるようになります
- 傾向記事は自分の現場から出た実体験。借り物の一般論とは価値が違います
何を残せばAIの材料になるのか、全体像は総論の記事にまとめています。「うちの業種ならどう貯めるか」を相談したい方は、下記からどうぞ。
