「打ち合わせだけは、人がやるものでしょう」
そう思っていました。
聞き取りは相手の商売を理解する作業ですから、ここは人の仕事だと。
いま、あるお客様のサイトを作っているのですが、僕が顔を出したのは最初の1時間だけです。
そのあとは、こちらから人が出ていません。
人が出たのは、最初の1時間だけです
面談の内容を、そのまま入れます
最初にやったのは、1時間の面談です。
何を売っているか。どういうお客様が来ているか。これまで何をやってきたか。
普通の聞き取りです。
違うのは、そのあとです。この1時間の内容を、まるごと情報として入れました。
僕が要点をまとめ直したものではありません。話したことがそのまま入っています。
そのあとは、チャットで進みます
以降のやり取りは、ChatWorkでつないでいます。
お客様のところに「いつもお世話になっています。次はこの原稿についてなんですけど、教えてください」と質問が届きます。
僕が書いた文章ではありません。
質問シートは、向こうが作ります
質問の中身も、こちらで用意していません。
原稿を作る過程で足りない情報が出てきたら、そのつど質問シートが作られて、お客様に届きます。
お客様が答える。その答えが原稿に反映される。また足りないところが出たら、次の質問が届く。
これが回っています。
なぜ、僕が入らないほうが正確なのか
又聞きは、必ずずれます
ここが今回いちばん書きたいところです。
仮に僕が間に入るとします。
お客様から話を聞いて、僕がメモを取って、それを制作側に渡す。
このとき、僕の理解を1回通ることになります。
以外と自分の解釈で内容を変えてしまう人って多いですよね。僕も例外ではありません。
言っていないことを書いてしまいます
聞き取りをして原稿にすると、お客様が言っていないことが混ざります。
悪気があるわけではなくて、こちらが「たぶんこういうことだろう」と補ってしまうんです。
その補った部分が、そのままサイトに載ります。
直接聞いて直接答えてもらう形なら、この工程がありません。
僕が挟まらないほうが、間違いが減るんですね。
書くのが面倒なら、丸をつける形にします
とはいえ、修正の指示を文章で書くのは面倒です。
そういうときは、答えやすい形を作ってもらいます。
たとえば価格の相談で、いまの金額と変えたい金額を並べて、丸をつけるだけのフォームを出してもらう。新しい金額を入れると、税抜きと税込みが自動で計算される。
こういうものを、そのつど作ってもらえます。
紙の質問票を送って、書いて返してもらう形とは、手間が違います。
いま、どこまで任せているか
打ち合わせ・制作・確認・資料集め
現時点で任せているのは、この4つです。
打ち合わせのやり取り。原稿と画面の制作。お客様への確認。必要な資料の収集。
まあ、こう書くと全部です。
お客様とのやり取りにAIが入っているので、社員がひとりいるのと変わりません。僕がいない時間にも、話が進んでいます。
それでも、決めることは残ります
ただし、任せきりにしていない部分もあります。
こちらが間違えると困る内容は、僕個人に連絡が来るようにしてあります。
金額の確定や、対外的な約束にあたる話ですね。
対処が全部同じだから安心して任せられるのであって、そこだけは切り分けているんです。
制作の相談をいただくとき、打ち合わせの回数を心配される方が多いです。
回数は減りません。むしろ増えています。
減ったのは、こちらが人を出す時間のほうです。
