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「AIに任せる」の現在地を知りたい経営者の方へ。

自分がいないグループで、AIが顧客事例を書いていた

ある日、私のブログに顧客事例の記事が自動投稿されていました。材料になったのは、私が参加していないチャットグループのやり取り。中身を私が知らないまま公開まで進んだ、その仕組みをお話しします。

自分が入っていないチャットグループの様子を、AIロボットが覗き込みながら記事にまとめているイラスト

「AIに仕事を任せる」と言うと、どこまでを想像しますか。文章の下書きを作らせて、人間が仕上げて、人間が公開する。そのあたりが普通の感覚ですよね。

先日、うちで起きたことはその先でした。私のブログに、お客様の事例記事が自動投稿されていたんです。お客様がサービスを受けて、どう変わっていったかという記事です。

私はその記事を書いていません。それどころか、公開されるまで中身も知りませんでした。この記事では、その顛末と仕組みをお話しします。

材料は、私が入っていないグループのやり取りでした

種明かしをします。

うちでは、あるコンサルタントがお客様と伴走支援のチャットグループを組んで、日々やり取りをしています。で、私はそのグループに入っていないんです。

私が見ていると、参加しているみんなが気を使って、言いたいことを言えなくなると思うんですよ。「面倒くさいわ」の一言すら書きにくくなる。だから私は外れています。

そのグループのチャット履歴をAIが取得して、やり取りの中身からレポートを書いている。それが、あの事例記事の正体です。つまり、完全自動で作られているわけです。私は中身を知らないんです。

実際にAIが書いた事例記事は、こちらで公開しています。

仕組みは「AIのスタッフをグループに入れる」だけです

やっていることを分解すると、意外とシンプルです。

チャットグループにAIのスタッフを入れて、やり取りの中身を見させて、報告させる。私がやっている運用はこの形です。人間の新人スタッフに「このグループのやり取りを追いかけて、要点をまとめて」と頼むのと、構造は同じですよね。

記事に付く画像も、内容に合わせてAIが自動生成しています。だから手間がないんです。

ここで大事なのは、AIに「事例記事を発明させている」わけではないという点です。グループの中には、お客様の悩み、こちらの提案、実際にやってみた結果、お客様の反応が、生のやり取りとして貯まっています。AIはそれを記事の形に整理しているだけ。材料は全部、現場で本当に起きたことです。

「自分が見ていない場所」こそ、いい材料が育ちます

この話、裏返すと面白いことに気づきます。

私がグループから外れているのは、みんなに気を使わせないためでした。ところが結果として、私がいないからこそ、取り繕っていない生のやり取りが残る。そしてその生のやり取りが、いちばんいいブログの材料になるんです。

経営者が全部を見ていなくても、記録さえ残る仕組みになっていれば、AIがそこから価値を拾い上げてくれる。「社長が把握していないと何も進まない」状態から、「社長が知らないうちに成果物ができている」状態への転換です。

どこまで任せるかは、設計次第です

もちろん、何でも無確認で公開していいという話ではありません。お客様の実名や社名をどう扱うか、どのグループを対象にするか、公開前にチェックを挟むか。そこは人間が設計するところです。

ただ、方向としてはっきり言えるのは、やり取りの履歴からでもブログは書けるということ。議事録のような整った文書でなくても、日々のチャットの応酬そのものが材料になります。

まとめ:任せる相手はAI、場を作るのが人間

整理します。

  1. チャットグループにAIを入れて履歴を読ませれば、レポートや事例記事は自動で作れます
  2. 材料は現場の生のやり取り。AIに中身を発明させているわけではありません
  3. 経営者の仕事は記事を書くことではなく、「生のやり取りが記録として残る場」を作ることです

何を残せばAIの材料になるのかは、総論の記事(打ち合わせと顧客のやり取りを残す習慣)で詳しく書いています。

「うちの業務のどこまで任せられるのか」を相談したい方は、下記からどうぞ。

AI活用の実例

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