先日、Claude Codeの使い方を持ち寄る友の会を、Zoomでやっていたときのことです。
終わりぎわに、参加されていた方からこんな質問が出ました。
「情報プールに大きめの素材を入れて、ブログ記事が何本取れるか聞いたら、17本ですって出たんです」
「それで下書きをいきなり作ってもらっちゃったんですけど、品質にそんなに納得していなくて」
「一旦上げた17本を削除してください、みたいに、なかったことにしてゼロからやり直せって言う感じなんですかね」
情報プールというのは、セミナーの書き起こしや資料を放り込んでおくフォルダのことです。
そこからAIに、記事になりそうな話を拾わせます。
何本取れますか、と聞くと、本数で答えてくれます。

17本と言われたら、そのまま書かせたくなりますよね。
僕もその気持ちはよく分かります。
で、出てきたものを読んでみたら、どれも薄いんです。
17本も書いてくれたのにがっかりですし、消すのももったいない。
誰でも最初はここを通ります。
僕がその場でお答えしたのは、AIにこう伝えてください、という文面でした。
「ブログ書いてもらったんですけど、内容が薄すぎて話になりません」
まずこれです。
遠慮はいりません。
そのうえで、
「もう一回構成から相談したいんで、見出しタイトルと論旨展開を明記してください」
「数を競ってるわけじゃないんで、何本取れるかを徹底的に調査して再検討してください」
くらいの言い方を、僕は実際にしています。
質問された方が、もう一つ確認されました。
「じゃあ、下書きで上げたのを消してくださいとか、別に書かなくていいってことですね」
そうです。
僕は別に無視してます。
古い下書きはそこに置いたままで、次に上がってくるものだけを見ます。
なぜ本文じゃなくて、構成なのか。
薄い記事というのは、文章が下手なわけじゃないんです。
話の組み立てが薄いんです。
何を言って、次に何を言って、どこに落とすのかが決まっていないまま本文を書かせると、言葉だけがきれいに並んだものが上がってきます。
本文を直させても、組み立てが同じなら、同じ薄さのものがもう一回出てくるだけなんですよね。
なので僕が日頃やっているのは、文章構造の段階でチェックすることです。
先に論旨の構成だけを聞きます。
見出しまで出てきた段階で、ここおかしくない?と突っ込めるようにしておくんです。
それから本文を書いてもらいます。
面倒くさいからと全部お任せにすると、だいたい「うん……」みたいなものになります。
間違ってはいないけど、これは載せられないな、という出来です。
見出しの段階で直すのは、一瞬です。
本文まで書かれてから直すと、こっちが読む時間も、直させる往復も、本数ぶんかかってしまいます。
17本の本文を読んで17本に注文をつけるより、17本の見出しを見て、組み立てから出し直させるほうがずっと早いんです。
やっぱりほっとくと、品質がいい加減なときがあるんです。
なのでちょこちょこ見ないといけないんですよね。
完全自動は、正直ちょっと難しいです。
全本は見てられないので、構成のチェックだけはする、という付き合い方に落ち着いています。
それともう一つ、17本という数字のほうです。
差し戻しの文面に「数を競ってるわけじゃないんで」と入れているのは、ここを分かってもらうためです。
本数が多いほど仕事をした気になりますが、欲しいのは記事として成り立つ話がいくつあるか、のほうですよね。
それを徹底的に調べて、出し直してもらいます。
目安をお伝えしておくと、僕の場合、1時間ぐらいのZoomの内容で7〜8本ぐらいです。
素材の規模によって変わりますから、うちは少なすぎますか、と心配される必要はありません。
本数は素材が決めるもので、AIに頑張らせて増やすものではないんです。
差し戻す文面をひとつ持っておくと、薄い記事が上がってきても慌てなくなります。
薄いのは本文のせいではなく、組み立てのせいです。
そう分かっていれば、直させる場所を間違えません。
最初の17本で覚えておけば、AIに書かせる量が増えたときも、同じ文面ひとつで戻せます。
素材から何本書かせるか、どこでチェックを入れるか。
その進め方をご自分の商売に合わせて組みたい方は、ai.msup.biz のAI導入サポートでご相談いただけます。
無理にお勧めはしませんので、必要になったときにお声がけください。
