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ブログのネタ探しで毎回力尽きている事業者の方へ。

ブログのネタ探しに疲れている方へ、質問の順番を逆にしてください

AIに投げる最初の一言を「何を書こうかな」から「この材料から何記事取れますか」に変えました。変えたのはそこだけですが、ブログの作り方が根っこからひっくり返ります。1時間しゃべった音声から6本の下書きが並ぶまでを、順を追ってお話しします。

1時間分の音声データからAIロボットが7本の記事案を次々に取り出しているイラスト

「またAIで記事を量産する話ですか」そうです、量産の話です。……と言いたいところなんですが、違うんです。

変えたのはAIに投げる最初の一言だけで、そこから先はブログの作り方が根っこからひっくり返りました。大げさに聞こえるでしょうけど、コペルニクス的転換です。地球のまわりを太陽が回っていると思っていたら、回っていたのは自分のほうだった、というあれです。1時間しゃべった音声を渡したら、下書きが6本並びました。

正直に言うと、僕は何年も「何を書こうかな」で止まり続けていた側の人間です。順を追って書きます。

「何を書こうかな」で毎回止まっていた頃

ネタ探しで、書く元気を使い切っていました

ブログを書こうとして、パソコンの前に座ります。さあ書くぞ、というところで手が止まるんですよね。「今日は何を書こうかな」たいてい、ここです。

よく検索されている言葉を眺めてみる。季節のネタを探してみる。いま話題になっていそうな出来事を拾ってみる。それでもピンとこないんです。そうこうしているうちに、肝心の書く元気のほうが先に尽きます。

しんどいのは書くことだと思われがちですけど、違うんですよね。いちばん頭を使うのはネタを決めるところです。文章のほうは、ネタさえ決まれば案外なんとかなります。決まらないから、いつまでも書き出せないんです。

しかもこれ、真面目にやる人ほど苦しくなります。どうせなら読んでもらえる記事にしたい。だったら世の中の関心に寄せないといけない。そう考えると、自分の中をいくら探しても答えが出ないんですよね。外を眺めて、自分の持ち物と照らして、重なるところを探す。その作業を、書き始める前に毎回やっていたわけです。

これ、商売でいうと仕入れのないお店を毎朝開けているようなものです。今日は棚に何を並べようか、開店してから考えている。そりゃあ毎日しんどいに決まってますよね。

で、僕の場合はどうなったかというと、そこで力尽きてブログを書くのをやめてしまいました。お恥ずかしい話ですが、これが真実です。続かなかったのは意志が弱かったからだと、ずっと思っていました。違いました。毎朝、仕入れのないところから始めていたからです。

手は二本あっても、記事は二本同時に書けません

僕たちの頭は、基本的に一度に一つのことしかできません。これは前の記事でも書いたので、ここでは繰り返しません。

問題は、その一つ分をどこに使ったか、なんです。ネタ探しで使い切ってしまうと、その日はもう終わりなんですよね。書き出す前に力を使っているわけですから。

だから僕も、週に一本書ければ上出来という前提で回していました。手で書いていた頃は、それが精一杯だったんです。一つの出来事があったら、そこから記事は一本。セミナーをやったら一本。面談をしたら一本。そういう数え方が当たり前だと思っていたんです。

で、その一本が書けない週が続くと、更新は止まります。はたから見ると、ネタが無くて止まったように見えますよね。実際は、ネタを探す元気が無いだけなんです。ここを取り違えていると、「もっといいネタを探そう」という方向にどんどん走ってしまいます。断言できます。その方向にゴールはありません。

質問を変えたら、7記事の提案が返ってきた

聞き方を「この材料から何記事取れますか」に変えてみた

じゃあ、具体的に何を変えたのかって話ですよね。変えたのは、AIに投げる最初の一言だけです。

それまではこう聞いていました。「何を書けばいいですか」

はっきり言います。これは最悪の質問です。

前の記事でも書きましたが、これはネタ探しをAIに肩代わりさせているだけなんですよね。探す人が僕からAIに替わっただけで、探しているという構造は変わっていません。そしてAIは、こちらが材料を渡していないんですから、ネットに転がっている話を寄せ集めてくるしかない。いわゆるコタツ記事です。こたつに入ったまま、よそのサイトを見て書いたような記事のことですね。

現場に出ていない人が書いた文章というのは、読めばわかります。どこかで読んだ話しか書いていないからです。自分の会社の名前で、そういうものを出すことになる。検索した人にとっても、すでに読んだ話がもう一度出てくるだけで、何の役にも立ちません。時間をかけて、誰の役にも立たないものを増やしているわけです。

いまはこう聞きます。「この材料から何記事取れますか」

言葉にすると小さな違いですよね。でも、やっていることは逆なんです。無いものを探させるのをやめて、もうあるものを数えさせている。手元に材料があるんだから、そこから何本取れるかを教えてもらう。言い換えると、仕入れを先に済ませてから棚割りを考える、という順番に戻しただけです。

1時間の音声から、7記事の提案が返ってきました

実際にやったことを、そのまま書きます。

先日、ある業界団体の月例のワークで、2時間ほど進行を担当しました。ワークや発表に使った時間を除くと、僕がしゃべっていたのは正味1時間ほどです。この1時間ぶんの音声を、もともと持っていたその団体の情報と一緒に、そのままAIに渡しました。文字起こしをきれいに整える、みたいな下ごしらえもしていません。

そして聞いたのが、さっきの一言です。「これで何記事取れますか」

返ってきた答えは7記事でした。そのうち1本は、読んでみて「これはちょっと違うな」と感じたのでボツにしました。残った6本が、そのまま下書きになったんです。

ネタ出しはしていません。キーワードの調査もしていません。季節のネタも探していません。やったのは、1時間しゃべった音声を渡して、何本取れるかを聞いただけです。

同じ時刻に、6本の下書きが一気に並びました

面白かったのはここからです。できあがった下書きを管理画面で開くと、6本が一覧に並んでいました。その投稿時刻が、どれも「7時40分」なんです。上から下まで、7時40分、7時40分、7時40分。人間が一本ずつ書いていたら、絶対に起きない並び方ですよね。

しかも、これで終わりではありませんでした。同じ活動から、僕が運営している別のサイト向けに2本。さらにもう一つのサイト向けに3本ほど。合わせると、たった一回の活動から10本近くが取れた計算になります。

そうなんです。一つの経験を一本の記事にする、という数え方そのものが間違っていたんですよね。同じ素材でも、読んでほしい相手が変われば別の記事になります。出口が変われば、書くべきことも変わります。だから一回の活動が、10本近くに枝分かれしていくんです。

貯めるのは僕、選んで出すのも僕。書くのはAI

準備は「経験を貯めておく」ことだけです

じゃあ、そのために何を用意すればいいのかって話ですよね。特別な準備は一つだけです。自分の経験を、あとからAIに渡せる形で残しておく。本当にそれだけなんです。

形は何でもかまいません。

  • テキスト(メモ・議事録・書き起こし)
  • 音声(打ち合わせや面談の録音)
  • 写真
  • 動画

このどれでも大丈夫です。要は、あとから見返せるデータとして残っていればいいんです。匂いや手ざわりまでは残せませんけど、目と耳で拾えるものだけで十分足ります。

僕のおすすめは録音です。録音を聞き返すと、その場では気づかなかった相手の本音に気づくことがあるんですよね。その時は聞き流していた一言が、あとから聞くとまるで意味が違って見える。これは記事のネタとしてもそうですが、商売そのものにも効きます。

それと、うまくいかなかった記録こそ残してください。うまくいった話は誰でも書きますから、読まれないんです。失敗した記録のほうが、よそにない材料になります。

貯め方も難しく考えなくて大丈夫です。用途ごとにフォルダを分けてもいいですが、僕は書き起こしをそのまま投げて「整理して」と頼むだけです。片付けはあちらのほうが得意ですからね。

ただ、一つだけ注意点があります。貯めた中身が薄ければ、出てくる記事も薄いです。当たり前の話なんですが、ここは本当にそのまま出ます。中身のない打ち合わせを100回録音しても、中身のない記事が増えるだけなんですよね。AIは、無いものを有るようには書けません。

だから貯めるほうを手抜きしないでください。その場で本気で考えて、本気で話したことが、そのまま材料の質になります。逆に言えば、ちゃんと仕事をしている会社ほど、貯めるだけで材料が溜まっていくということです。

残る仕事は「選ぶこと」と「出すかどうか」の2つ

材料さえ渡してしまえば、記事の中身も、記事ごとの締めくくり方も、AIがかなりのところまでやってくれます。では僕は何をしているのか。残っているのは2つだけです。

一つは「選ぶこと」。さっきの実演でも、7本の提案のうち1本は僕がボツにしました。提案が全部いいわけがないんです。むしろ、何本かは外れている前提で見ています。そして外れを外せるのは、その場にいた人間だけなんですよね。AIは僕がしゃべった内容は知っていますが、しゃべらなかったことは知りません。言えなかった事情や、書いたら差し障りのある話は、渡した材料の中に入っていないんです。ここは違うな、と外す。この目利きだけは、まだ人の仕事です。

もう一つは「出すかどうかを決めること」。下書きができても、公開ボタンを押すのは僕です。公開まで任せる仕組みも作れますが、最後にひと目通して世に出す判断は自分でやりたいんですよね。名前が出るのはこちらですから。

ついでに書いておくと、同じ記事を別々のAIに書かせて、どちらがマシかを見比べる実験もしています。これも結局は「どちらを出すか選ぶ」仕事です。書く手間が減るほど、選ぶ仕事の比重が上がっていくんですね。

面白いのは、書く手間が減っても暇にならないことです。減ったのは手を動かす時間で、増えたのは読んで選ぶ時間でした。そこは減らしたくないところなので、僕はこの入れ替わりに満足しています。

2時間のワークで正味1時間しゃべって、その音声を渡して、返ってきた7本から1本を外して、6本が同じ7時40分に並ぶ。僕がやったのは、しゃべることと、選ぶことと、出すことだけです。

「うちの場合、何を貯めればいいんだろう」「どうやってAIに渡せばいいんだろう」。そこで手が止まったら、遠慮なくご相談ください。御社の事業に合った情報の貯め方から、一緒に考えます。AI Team by MeisterSupport のLINE、またはお問い合わせフォームからどうぞ。

AI活用の実例

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