「拡張機能なんて、入れたことないですよ」そのとおりです。パソコンに機能を足すなんて、詳しい人がやることですよね。
うちの会社でも、そんなことを自分でやっている人はいません。僕だって、できればやりたくないです。でも、これを1つ入れておくだけで、このあとの面倒な設定はAIが肩代わりしてくれます。覚えることは3つだけです。
まず、Chromeウェブストアで拡張を1つ入れました
サーバーの管理画面、もう自分で触っていません
なんでブラウザの操作までAIに任せるのか、って話ですよね。
正直に言いますと、僕はもう自分のサーバーの管理画面をほとんど触っていません。面倒な作業はAIが代わりに入っていってやってくれています。おかげでXserverのコントロールパネルの使い方を、僕自身が忘れてしまいました。使わないと本当に忘れるものなんですね。
もっとも、サーバーの手入れというのは、もともと大部分が社員のやっていた作業です。今回はそこをAIに自動化させた、という話になります。だから僕が楽をしたというより、社員の手が空いたわけですね。空いた分は、人にしかできないほうへ回せます。
やることは、ブラウザに通り道を1本つくるだけです
で、そのためにやったことといえば、ブラウザに小さな機能を1つ足しただけでした。「Claude for Chrome」という拡張機能です。これがAIとブラウザをつなぐ通り道になってくれます。
通り道ができると、僕がいま見ている画面をAIも同じように見られる状態になります。だからそのまま、クリックや入力を代わりにやってくれるんですね。「この画面のここを押しておいて」で通じるようになる、と思ってもらえればいいです。
逆に言えば、この通り道がないうちは、どれだけ賢いAIでも手が出せません。画面の中で何が起きているのか見えていませんから、手伝いようがないんですよね。最初にここを作っておく理由は、それだけです。
手順は4つだけです
- Google Chromeを入れる(もう入っている方がほとんどだと思います)
- 「Chromeウェブストア」を開いて、「Claude」と検索する(カタカナの「クロード」では出てきません)
- 出てきた拡張機能を追加する
- ツールバーのボタンを押して、Claudeが立ち上がれば完成
これだけです。拡張機能を足す作業なんて、ふだんやらないから身構えますよね。僕も最初は少し構えました。でも実際にやることは、検索して、選ぶ。それだけなんです。
それともう一つ、細かいですがコツがあります。ツールバーの、パズルのピースみたいなアイコンを押すとメニューが開きます。そこに押しピンのマークがあるので、留めておいてください。いつでもすぐ呼び出せるようになります。毎回メニューを開いて探すのが地味に面倒なので、ここは最初のうちにやっておいたほうがいいです。
次に、偽物を見分ける物差しを2つ決めました
ここが今日いちばんお伝えしたいところです。
ウェブストアには、よく似た偽物が並んでいます
というのも、Chromeウェブストアには引っかけアプリや偽物がけっこう混じっているんです。「Claude」で検索すると、よく似た名前のものがずらっと並びます。色使いまでそっくりに寄せてくるものもあります。検索して上のほうに出てきたものを、なんとなく押してしまう。これが一番危ないパターンですよね。
しかも厄介なことに、偽物のほうが説明文はきれいだったりします。本物より丁寧に、それらしいことがずらずら書いてあったりします。だから読んで判断しようとすると、かえって引っかかるんです。
とはいえ、一つずつ中身を調べて回るなんてやってられません。そんな時間があったら本業をやりたいですよね。そこで僕は、見るところを2つに絞りました。
物差しの1つめは、提供元の表記です
「claude.com」と書いてあるものが本物です。提供元のところを見てください。名前がどれだけ似ていても、ここが違っていたら本物ではありません。そして、ここを見る人が意外と少ないんです。名前とアイコンだけで決めてしまって、提供元まで下りていかないんですよね。
物差しの2つめは、ユーザー数の桁です
本物は1,000万という単位のユーザーがいます。インチキアプリに、そんな数の利用者が付くわけがないんです。だから細かい数字を読む必要はありません。桁が2つも3つも違えば、迷いようがないですから。
そうなんです、この2つだけ見ればいいんです。名前もアイコンも説明文も、真似しようと思えば真似できます。でも提供元の表記と、利用者の桁。この2つはそう簡単に真似できません。だから確かめるのはここだけで、まず間違えません。
見るところを絞ったほうが、かえって間違えません
これ、経営の現場でもまったく同じことが言えます。確認する項目を増やせば増やすほど正確になるかというと、そうでもないんですよね。チェックリストの項目をずらりと並べて、結局だれも見なくなった会社。けっこうな数を見てきました。
絞ると雑になりそうに思えますが、実際は逆です。項目が多いほど一つずつの見方が浅くなって、全部を眺めて何も見ていない状態になります。外せない物差しを2つか3つに決めて、毎回そこだけきちんと見る。そのほうが現実にはミスが減るんです。偽物の見分け方も、まったく同じ話ですよね。
最後に、ログインだけは自分の手でやらされます
もう一つ、知っておいてほしいことがあります。ログインだけは、AIが代わりにやってくれません。こちらが決めたのではなく、AIの側があえてそうしている決まりです。
最初は不便だなと思いました。そこもやってくれたら楽なのに、と。でも考えてみると、これは安全のための線引きなんですよね。IDとパスワードを打つところにはAIを立ち入らせない。その線が最初から引いてあるということです。
ログインまで任せるというのは、要するに鍵を丸ごと預けるのと同じです。それを当たり前にしてしまったら、どこかで必ず事故が起きます。だからここは不便なままでいい、と僕は思っています。
先にログインだけ、済ませておいてください
なので、こちらでやることは一つです。操作させたいサービスには、先に自分でログインだけ済ませておいてください。
- サーバーの管理画面をいじらせたいなら、先にそこへログインしておく
- Facebookページを触らせたいなら、先にログインしておく
これだけで、あとはAIがその画面に入っていって操作してくれます。たったこれだけのことですが、ここを飛ばすと先へ進めません。その日いじらせたい画面には、先にログインを済ませておく。覚えることはそれくらいです。
このあとの面倒な設定こそ、AIの出番です
で、ここから先が本題です。このあとに続くのは、たとえばAPIの設定みたいな作業です。自分で調べて全部やろうとすると、正直、鳥肌が立ちます。用語の意味を調べて、画面を行ったり来たりして、長い文字列をコピーして貼り付けて。僕もあれを一人でやれと言われたら、たぶん途中で投げ出します。
でもですね。そういう面倒な部分こそ、AIがやってくれるところなんです。だから順番としては、拡張を入れて、偽物を弾いて、ログインだけ済ませておく。今日はここまでで十分です。逆に、この入口を作らないまま「うちもAIで業務改善を」と言っても、話は前に進みません。入口さえ通しておけば、あとは「これをやっておいてね」とお願いするだけになります。
AI Team by MeisterSupport では、AI導入の設定から日々の運用までお手伝いしています。今日書いたことは、どこかで読んできた話ではなく、僕が自分の会社で実際にやっていることです。だから現場の実感としてそのままお渡しできます。うちの会社ではどこから手をつければいいんだろう、というところからで構いません。LINEかお問い合わせフォームから、気軽に声をかけてください。
