「わざわざパソコンまで買うんですか」
そのとおりです。スマホで使えるものがあるのに、17万円出すのはためらいますよね。
僕もそう思っていました。
ただ、仕事で使うと決めたときに、3つのことを決め直しました。道具の格と、買うものと、比べる相手です。
まず、道具の格を決めました
業務用の機械を自作する人はいません
8月に、畳店の経営者の方の前でこの話をしました。
そのときはこういう言い方をしています。
畳屋さんが畳表を張るとき、表張り機という機械を使います。その機械を、自分で作ろうと思う人はいませんよね。
平差し機も同じです。プロ用の機械なんだから、買うしかない。
これはどの商売でも同じだと思います。厨房機器でも、施術用のベッドでも、印刷機でも、仕事に使う機械は買います。
そして、その機械をiPhoneで代用しようとは誰も考えません。
個人の道具と、仕事の道具は分けて考えます
ところがAIになると、この線引きが急に消えます。
スマホに入っている無料のものと、仕事で使うものが、同じ「AI」という言葉でくくられてしまうからです。
だから「すでに使っています」となる。
でも、機械としては別物です。用途が違うので、値段も置き場所も違います。
相談ごとまでなら、タブレットでも足ります
誤解のないように先に書いておくと、性能の話をしているのではありません。
いまのタブレットは、個人で使う分には十分な性能があります。
調べものも、文章の下書きも、相談ごとも、これで足ります。
そこは本当に足りているんです。
それでも足りないものが、はっきりしています
足りないのは、自分の会社の情報を置く場所です。
見積書も、お客様とのやり取りも、現場の写真も、スマホのアプリには入れるところがありません。
そうなんです。性能が足りないのではなくて、そもそも入れる場所がないんです。
ここは前の記事に書いたので、今回は先へ進みます。
次に、買うものを2つに絞りました
パソコンは17万円のものでいい
買うものは2つだけです。パソコンと、ライセンスが1本。
パソコンはMacBook Neoで17万円です。
予算があればMacBook Airでもいいと思います。20万円ぐらいですね。
うちがMacを勧めるのは、この手の道具がMac版から先に出てくるからです。開発している人が、みんなMacで開発しているんですね。
Windowsでやれないことはないんですが、横で助けてくれる人がいないと苦しいと思います。
「並み」ではなく「上」を選びます
ひとつだけ注意があります。
MacBook Neoには「並み」と「上」の2つの構成があります。
並みのほうは、この用途だと使いにくいです。値段の差はそれほど大きくないので、上にしておいてください。
ここをけちると、あとで買い直しになります。
ライセンスは月100ドルのプラン
もうひとつがライセンスです。
Claude Codeを使う場合、月100ドルぐらいのプランで足ります。
予算に余裕があれば上のプランにすると、ほぼ使い放題に近い感覚になります。
ただ、最初から上を取る必要はないと思います。
2年目からは、ライセンス代だけです
初年度は、パソコンとライセンスを合わせて34万円ほど。1日あたりにすると1,000円弱です。
そして2年目からは、パソコン代がなくなります。ライセンス代だけです。
ここ、案外みなさん見落とすところなんですよね。
最後に、比べる相手を変えました
折込チラシ1回と比べてみる
高いか安いかは、何と比べるかで変わります。
折込チラシを1回打つと、40万から50万かかりますよね。
その1回で何件問い合わせが来たか、覚えていらっしゃいますか。
道具のほうは、買えば毎日動きます。そして翌年からは、ライセンス代だけで動き続けます。
人を雇う場合と比べてみる
もうひとつの比べ方が、人を雇う場合です。
月30万円の人をひとり入れると、社会保険や賞与を入れて年400万円を超えます。
その金額を出しても、この量の発信は回りません。うちで実際にやってみて、そう判断しました。
外注する場合も同じです。記事も画像も動画も投稿も全部となると、500万円出しても足りないと思います。
経営と同じ原則ですね。限られた資源で最大の結果を出す順番を決めるだけの話です。
買ったあとに何が起きるか
気持ちはわかるんですが、現実って得てして直感とは異なるもの。
17万円のパソコンは高く見えて、40万円のチラシは毎年出せてしまう。
でも動き続けるのは前者のほうです。
入れ方が分からないという方には、うちで導入支援をやっています。10万円で、お持ちいただいたパソコンにその場で組みます。
もちろん、よそで入れてもらっても構いません。大事なのは、道具の格を決めてしまうことなので。
次は、買ったあとに何を入れるかの話を書きます。
