AIを使っていて、脳が疲れることってないですか?
僕の場合は、複数のタスクを同時に回していると、後頭部がズキズキしてくるんです。肩こりとも眼精疲労とも違う、あの独特の重さです。
同じような感覚のある方、実は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。この記事では、その疲れの正体が何だったのか、そしてどうしたらほとんど消えたのか、僕の実体験をお話しします。先にお断りしておくと、医学の話ではありません。あくまで一人の経営者の体感の話です。
「処理スピードが追いつかないから」だと思っていました
最初は、単純に脳の容量の問題だと思っていました。
AIに仕事を任せると、複数の作業が同時に進みます。こっちで文書を作らせながら、あっちでデータを整理させて、その間に次の指示を考える。人間ひとりで何本も並行管理するわけですから、脳の処理スピードが追いついていないのかな、と。
ところが、どうやら違ったんです。
というのも、使うAIによって、ズキズキの出方がまるで違うことに気づいたからです。作業の本数は同じなのに、です。
正体はストレスでした
思い当たる瞬間を振り返ってみると、ズキッとくるタイミングは決まっていました。
AIが思ったように動かないときです。
丁寧に説明して、事故が起きないように先回りして予防線まで張っているのに、事故る方面に突っ込んでいくAI。「だからさっき言ったのに」と画面に向かってつぶやく、あの瞬間です。
つまり、疲れの正体は情報量ではなくてストレスでした。イラッとするたびに、後頭部にズキッとくる。作業が多いから疲れるのではなくて、思い通りに動かない部下を抱えているから疲れる。そういう構造だったんです。
これ、人間の部下を持つ経営者なら、心当たりがありますよね。
最高レベルの知性だと、ほぼ起きません
で、ここからが本題です。
最近、Claude(クロード)というAIの最上位モデル、Fable 5(フェイブル5)を使い始めました。標準クラスのSonnet(ソネット)はもちろん、相当優秀と言われる上位のOpus(オーパス)でも止まらなかったあのズキズキが、Fable 5ではほとんど起きないんです。
むしろ「こんなことまで気遣ってやってくれるんだ」と、脳のズキズキが緩和されるような感覚になります。指示の意図を汲んで、危ないところは先回りして確認してくれる。これが最高レベルの知性なんだな、と素直に感心しました。
道具が変わっただけで、仕事のストレスがここまで変わるのかというのが正直な驚きです。
とはいえ、全部を最上位にすると財布が痛い
「じゃあ全部その最上位AIにすればいいじゃないか」と思いますよね。
ところが、そうは問屋が卸しません。最上位モデルを僕の使い方で1ヶ月使うと、60万円は下らないという自社試算が出ています。環境によって変わる数字ですが、人件費並みであることは間違いありません。
そこでうちがたどり着いたのが、イラッとする仕事——判断が難しく、思い通りに動かないとストレスになる部分——だけを最上位に任せて、残りの決まりきった作業は標準クラスに回す、という分業です。標準クラスも、決まった仕事をさせる分には十分賢いんです。
この「AI内分業」の設計は、別の記事で詳しくお話ししています。コストの話が気になる方は、そちらもどうぞ。
まとめ: AI選びは、ストレス設計です
AIの疲れは、気合や慣れの問題ではありませんでした。思い通りに動かない瞬間がどれだけあるか、というストレスの問題でした。
だとすれば、対策も根性論ではなくて設計です。ストレスの発生源になっている仕事はどこか。そこにどのクラスのAIを配置するか。それを決めるだけで、後頭部のズキズキは目に見えて減ります。
「AIを使っていて、なんだか消耗する」。そう感じている方は、使い方の設計を見直すサインかもしれません。私たち AI Team by MeisterSupport は、ストレスなくAIを業務に組み込むところまでを含めて、導入のお手伝いをしています。まずはお気軽にご相談ください。
