僕は、経営者の勉強会RMMSを主宰しています。
2026年10月、東京で開いたRMMSの会員さん向けの問題解決ワークでのことです。
問題解決ワークは、会員さんがいま困っていることをその場に持ってきて、参加メンバーみなで解決していく会です。
その日の相談の聞き取りで、ある会員さんからこんな話が出ました。
補助金の申請書には、記入していく欄がありますよね。
その欄を写真に撮ってClaudeに入れて、「ここを記入していってください」という形で作れないか、という相談です。
補助金申請の書類って、とにかく手間がかかります。
何を書けばいいのか分からない欄もあるし、書くことが決まっても、そこから一つずつ埋めていくのがまた大変なんですよね。
AIに手伝ってもらえるなら、手伝ってほしい。
そう思うのは当然だと思います。

前提として、僕の会社のAIの使い方をお話ししておきますね。
僕の会社では、ふだんからClaudeに自分のChromeを操作してもらって仕事をしています。
いわゆるAIのブラウザ操作で、ログインが要る画面でも、自分がログインしたChromeを使ってもらえば、AIがその続きを進めてくれるんです。
Chromeとのつなぎ方は、別の記事で説明しています。

補助金申請書をAIで作るとき、会員さんのやり方はどうなのか
まず、この会員さんのやり方について。
これは全然オッケーです。
申請書の欄を見せれば、AIはどの欄に何を書けばいいかを答えてくれます。
何を書くかを一から考えなくていいので、書き始めるまでの時間がずいぶん短くなります。
ただ、合ってるんですけど、と僕はその場で続けました。
申請書に書いた中身は、最後は申請のサイトに入力して出すことになります。
このやり方だと、AIが考えてくれた文章を、自分でそのサイトに打ち込むことになります。
欄が多ければ、その数だけコピーと貼り付けを繰り返す。
書き方は分かったのに、打ち込む作業がまるごと自分に残ってしまうのは、もったいないですよね。
GビズIDのログインを済ませたら、その先をAIにどう頼むのか
補助金の申請では、GビズIDでログインして、Jグランツのような申請のサイトに入力していくことがありますよね。
もっと楽なのは、そのウェブのフォームへの入力を、丸ごとAIにやってもらうことです。
まず、申請のサイトには自分でログインします。
GビズIDは、IDとパスワードのほかに、スマホのアプリに届く通知を確かめるか、メールに届く番号を入れるか、どちらかの確認が要ります。
いわゆる2段階認証ですね。
なので、ログインまではその確認も含めて、自分の手で済ませます。
パスワードをAIに打ってもらうことはしません。
ログインできたら、そのページを自分のChromeで開いておく。
そこでAIに「あとやっといて」と頼むんです。
あとはAIが、申請のページの欄を埋めていってくれます。
コピーして貼り付ける手間もなくなります。
書類はそれでほぼ終わります。
そういう時代です。
申請書類が山のように来る僕の会社で、AIに任せていること
うちは福祉の申請書類が多くて、それはもう鬼のように多いんです。
ふだんは、僕のところに回ってきた書類は「全部やっといて」とAIに言っています。
それで、AIで終わらせています。
書類を埋めていく作業のほとんどは、これでAIのほうで済んでいます。
国の統計調査の回答を、AIに入力してもらったこともあります。
このときは、Chromeではなく、Claude Codeのアプリの中にあるブラウザの画面で入力してもらいました。
ログインのパスワードは僕が自分で入れて、各ページの入力はAIに任せ、全部入れたところで一時保存までしてもらいました。
補助金申請の最後の送信ボタンは、誰が押すのか
当たり前の話ですが、行政のサイトに出す最後の一押しだけは、自分に残すようにしています。
だってそうでしょ。
昨日来た新入社員に役所の書類をノールックで提出とかさせないでしょう。
それと同じです。
入力が終わったら、入った中身を自分の目で見て確かめる。
そのうえで、送信のボタンは自分で押しています。
次の補助金申請のときは、ログインを済ませたあとの入力を、ぜひ一度AIに頼んでみてください。
ai.msup.biz では、中小企業向けの「AI導入サポート」を行っています。
AIを仕事に取り入れたいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。
