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顧客台帳や請求書を生成AIに読ませ始めて、お客様の名前や住所といった個人情報まで渡していいのか、気になっていませんか?

生成AIに個人情報はどこまで入力していい? お客様の名前と、従業員さんの情報で違うこと

生成AIに仕事を任せるほど、個人情報をどこまで入れていいのかが気になってきます。AIに渡すときは、お客様の名前を置き換えるひと手間をかけておきたいところです。一方で、従業員さんの情報だけは、扱い方そのものが違ってきます。生成AIに渡していい個人情報と、渡してはいけない個人情報は、どこで分ければいいのでしょうか?

色の丸シールで名前を隠した顧客リストを、ロボットに渡す男性

2026年10月の、RMMSの会員さん向けの問題解決ワークで、情報漏洩とAIの話になりました。

今年から来年にかけては、一時的に情報漏洩がブームのようになると僕は思っています。
あわせて、自分たちがAIに渡している情報は大丈夫なのか、という話も出てきました。

前提として、僕の会社ではClaudeというAIに、パソコンの中のフォルダを読ませて仕事をしています。

顧客台帳や請求書をAIに読ませ始めた方なら、一度は「名前や住所まで渡して平気なのかな」と手が止まったことがあると思います。
その日のワークで僕がお話しした考え方をお伝えします。

生成AIに個人情報を渡したとき、小さな会社では何が困るのか

まず、僕らのような小さな会社の顧客台帳が漏れたら、何が起きるのかを考えてみます。
本来、お客様の情報が流出するのはやってはいけないことです。
ただ、これを言うと叩かれそうですが正直に言うと、リストが小さいので被害の規模がそれほど大きくならないんです。

従業員さんの書類を鍵付きの引き出しにしまう男性と、手のひらを見せて見ないと伝えるロボット
従業員さんの情報は、AIが読める場所に置きません

しかも取引先の社名と住所は、ネット上で手に入る情報です。
ウチのセミナーに参加されてることはブログの写真にアップされてるぐらいですから秘密でもなんでもありません。
そして僕らは、お客様の血液型も、病歴も、ローンの残高も情報として持っていません。
婚姻関係も知りませんし、免許証の写真も預かっていませんよね。
カードでお支払いいただいた場合でも、カード番号は決済会社のサーバーが持っていて、こちらは知らない仕組みになっているはずです。
なので、漏れたときにお客様が大きな損害を受ける中身は、実はそれほど多くないんです。
そんな言い方したら確実に怒られますけど。

そして、ここまでだけを読むと、AIに入れても平気なように見えるかもしれません。
ただ、国の個人情報保護委員会は、令和5年に、事業者が生成AIに個人情報を入れるときの注意を出しています。
利用目的の範囲で使っているかを確かめること、入れた情報がAIの学習に使われないかを確かめること、といった内容です。
漏れたときの被害が小さいことと、渡し方に気をつけなくていいことは、まったく別の話になります。
やはり守るべきモラルやルールは厳然と存在しています。

AIに個人情報を入力するとき、お客様の名前をどう扱うか

では、どうすればいいのか。

病歴のように、漏れたら本人が本当に困る情報を持っている商売なら、漏れたときには、やっぱり責任問題になります。
今年すぐにとは言いませんが、そういう商売は、ある段階で手元のパソコンの中から情報が出ていかない、いわゆるローカルAIに移ることも考えておいたほうがいいと思います。

とはいえ、今できる対策は案外簡単なんです。
Claudeに渡すときに、お客様一人ひとりに番号を振って、AIには番号で渡します。
どの番号がどなたなのかを書いた対応表は、手元に置いておく。
基本的に顧客番号で管理しておけば、病歴のような情報を持つ商売でも、AIに渡す台帳からお客様のお名前が外れます。
当社のオンライン相談予約システムもこの方法で運用しています。

個人情報をどこまでAIに渡すか、会場で出たパートさんの情報の質問

ワークの途中で、会場の方が、思い出したと言って聞いてくださいました。
パートさんのマイナンバーと口座の情報が会社にあるけれど、これはどうしたらいいのか、という質問です。

僕はすぐにこうお答えしました。

「それが一番大きいです」
「従業員情報の流出が今多いんで」
「Claudeが読める範囲に入れない方がいいです」

お客様の台帳の話だけで終わっていたら、一番大きいところを置き去りにしたままでした。

パートさんのマイナンバーや口座の情報は、お客様の名前と同じように置き場所そのものを分けます。
Claudeが読めるフォルダには入れず、AIが読める範囲の外に置いておくんです。

生成AIを使い続けるために、まず見ておきたいフォルダ

情報流出が社会問題ですが、リスクを恐れてAIを使うのをやめてしまうのは、もったいないと思っています。
AIが見ていいデータを選びながら、使い続ければいいんです。

もしClaudeのようなAIにフォルダを読ませているなら、一度そのフォルダの中を開いて、何が入っているかを確かめてみてください。

ai.msup.biz では、中小企業向けの「AI導入サポート」を行っています。
AIを仕事に取り入れたいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

AI活用の実例

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