トップ / ブログ / タスクを忘れる対策とAI
やることや返事を、気づいたら忘れていた。手帳もアプリも試したのに、どれも続かなかった。そんな方へ。

返信漏れとタスクの抜けに悩んでいた先生に、僕が入れた「簡単版」の話

タスクや返事を忘れるたびに、自分の気の緩みのせいだと思っていませんか。AI導入サポートに来られた中村先生の本当の悩みも、ブログもさることながら、返信漏れと、タスクが吹っ飛んで進まないことでした。先生に入れたのは、Macにもとから入っているカレンダー・リマインダー・メモを、AIが扱えるようにする簡単版のアプリです。初回の導入でどこまで入れて、どこから先を見送ったのかもお話しします。忘れないように頑張るのをやめたら、何に任せればいいのでしょうか?

治療院の先生が持つスマホの3つのアイコンを、ロボットが指さしているイラスト

先日、AI導入サポートで中村先生に来ていただきました。

中村先生は治療院をされている先生です。

僕はふだん、毎日の仕事をAIと組んで進めています。
その仕組みを、お客様の会社にも入れていくのがAI導入サポートです。

この日は前の記事のとおり、まずブログの仕組みを入れました。

あわせて読みたいブログを書く時間がない、と先送りしていた治療院の先生の記事が、AI導入した結果

ただ、話をうかがっていくと、先生の本来のお悩みは別のところにありました。
返信漏れと、タスクが吹っ飛んでしまって、なかなか進まないことです。

これ、忙しい先生ならだれにでもある困りごとですよね。
患者さんやお客さんの対応をしている間にも、メッセージは届きます。
あとで返そうと思ったものが、夕方にはもう頭の中にない。
翌朝になって思い出して、ひやっとする。
手帳を買っても、アプリを入れても、続かなかったという方も多いと思います。

タスクを忘れる対策に、僕が先生の隣でやって見せたこと

僕はこの悩みを、物理的に解決しようと考えました。
気をつけましょう、頑張りましょう、では同じことがまた起きるからです。

先生には、こういう抜けを防ぐ道具を作りたい、というご希望がありました。
そのために、まず見てもらったのが、僕がふだんやっている働き方です。
AIと一緒に仕事を進めていくやり方ですね。

僕は内容が分かっていなくても、AIの方から「今日はあれをやってください」「これもやってください」と言ってきます。
僕はそれにつっつかれながら、一日の仕事を進めています。

この日は、その実例をかなり見てもらいました。
ふだんの導入では、僕は先生の横で見ている側です。
でもこの日は「こっちで働いている姿を見せますね」と言って、中村先生が作業している隣で、自分の仕事を始めました。

ノートパソコンで働く男性の肩をロボットがたたいてメモを見せ、隣の席の治療院の先生がそれを見ている
AIにつっつかれながら働くところを、隣で見てもらった

AIにつっつかれて、文句を言って、あえてやり合いながら進める。
きれいな使い方の見本ではありません。
AIに言い返しているところまで、そのまま見てもらいました。

でも、それでいいと思っています。
やることを覚えておくのはAIの役目で、僕は聞かれたことに答えて、言われたことを片づけていく。
そういう働き方を、先生に隣で見てもらいたかったんです。

あんな感じでやっているんだな、というのを見てもらってから、導入に入りました。

スケジュール管理が苦手だと感じている人ほど、続けられる形にするには

ここで一つ、決めたことがあります。
僕と同じ仕組みを、そのまま先生に入れるのはやめました。

同じものを作ろうとすると、僕が使っているアプリケーションを全部入れなければいけなくなります。
それでは、覚えることが山のように増えてしまいますよね。
スケジュール管理が苦手だと感じている方ほど、新しい道具が増えた時点でしんどくなります。

そこで、もうちょっと簡単版ということで、別のアプリとして作らせていただきました。
入れる作業は先生の代わりに僕が引き受けて、導入までこぎつけました。

使うのは、カレンダー、リマインダー、メモの3つです。
どれもMacにもとから入っている標準アプリです。
iPhoneでも使えますし、iPadでも使えます。

作ったアプリは、裏でこの3つを扱うためのものです。
先生がふだん目にするのは、いつものカレンダーとリマインダーとメモのままです。
そのうえで、この3つを、AIが開いて読み書きしていいと許可しておきます。
それで、AIがこの3つの中身を見ながら、先生と一緒に段取りを組めるようになります。

僕としても、この3つだけでも動かせるように準備しておきたかったんです。
新しいアプリを入れたところでチェックなど抜けているときは、抜けていること自体を忘れていますよね。
だからこそ、だれの手元にも最初からあるアプリで受け止めたかったわけです。

メモには、もう一つ使い道があります。
たとえば原稿の直しです。
直したい箇所をAIにパソコンでポチポチ打ち込むのは、けっこう大変ですよね。
そこで、原稿をメモアプリに出してもらいます。
そうすれば、iPhoneのフリック入力で直せます。
パソコンの前に座らなくても、手元のiPhoneで直しが済むわけです。
AIとのやり取りがiPhoneで普段使ってるアプリで代用できるんです。
この仕組みも、一緒に入れさせてもらいました。

ChatWorkやLINEの返信忘れ防止は、初回でどこまで入れたのか

もう一つの悩みが、メッセージの返事の抜けです。

ChatWorkやLINE公式アカウントのメッセージを管理したり、やり取りのログを取ったりすること自体は、できるんです。
ただ、これは本来、別のサービスで扱っている内容です。
今回はまだ初回の導入なので、そこまで入れてしまうと、中村先生が取り組む量が膨大になってしまいます。
覚えることも、確かめることも一気に増えます。
せっかく入れた仕組みが、最初から重荷になってしまっては、先生もがっかりですよね。

だから今回は、まず、返事をしないといけないメッセージを、忘れないうちに書き出しておくことにしました。
書き出す先は、ChatWorkに溜めておいてもいいですし、リマインダーに出しても、メモに出してもいいです。
どれでもかまいません。

大事なのは、AIが読めるところに置いておくことです。
そこにさえ置いてあれば、AIの方から「この返事、忘れてませんか」と聞いてきます。
それを一つずつ潰していく、という形で進めています。

返信を全部自動で管理する仕組みまでは、最初から組まなくてかまいません。
書き出しておけば、あとはAIの方が拾ってくれます。
これなら、今日から先生の手で始められます。

リマインダーをにらまなくても、やることを忘れない働き方とは

ここで誤解してほしくないのは、リマインダーにやることを全部並べて、それを毎日にらみながら働くという話ではないことです。

リマインダーにタスクがずらっと並んでいると、それだけで気後れしてしまいませんか。
開いた瞬間に、まだこんなに残っているのかと気持ちがくじける。
そうなるのが分かっているので、僕のところでは、やることの一覧がリマインダーからたくさん見えないような仕掛けにしています。
先生の簡単版も、並びすぎないようにしてあります。

じゃあ、どうやって仕事を進めているのか、って話ですよね。
僕の場合、リマインダーを見て慌てて何かを片づけることより、AIに「今日やることは?」と聞いてから仕事を始めることの方が、圧倒的に多いんです。
AIが今日の予定と残っている作業を出してくる。
僕はそれに答えて、指示を出して、一緒に働く。
この形の方が、通知を増やすよりずっと大事だと思っています。

導入が終わったあと、中村先生は「すごい導入して良かったなと思っております」とおっしゃってくださいました。
次にお会いするときには、AIにつっつかれながら働いている先生の姿が見られそうです。

やることや返事を忘れてしまうのが続いているなら、まずは忘れそうなことを一つ、いつものリマインダーかメモに書き出してみてください。
AIに読んでもらうのは、その先からで大丈夫です。

AIに任せる仕事を、どこから始めればいいか迷っている方へ。
ai.msup.biz の AI導入サポートでは、いまお使いのMacやiPhoneの中にあるものから、無理のない形で仕組みを入れていきます。
最初は簡単版からで大丈夫です。お気軽にご相談ください。

AI活用の実例

関連記事