「あれだけ高い高いと言われていたAI、結局いくらになったんですか」。先日、そんな質問をいただきました。最新の一番賢いAIをめぐる、料金の話です。
じつはこれ、僕が少し前にこのブログで「月60万円かかるかもしれない」と書いた、あの話の続きなんです。今日はその答え合わせをします。結論から言うと、僕の予想は良い方向に外れました。
「月60万円」と書いた記事の、答え合わせです
少し前に、僕はこのブログで「最上位のAIを僕の使い方で1ヶ月回すと、60万円は下らない」という試算を書きました。優秀な社員が一人分、普通に考えて二人分、パートさんなら五人分。そういう金額です。読んでくださった方の中には、料金を見てそっと画面を閉じた方もいらっしゃったかもしれません。
で、その記事を書いたあと、状況が動きました。「これだけ料金がかかる、もうすぐ課金が始まる」と、開発元からずっとアナウンスされていたんです。ところが、ふたを開けてみたら課金なしになりました。
自分で「月60万円」と煽っておいて、この結末です。あのブログをどうしてくれるんだ、と自分でツッコミたい気分ですよね。とはいえ、料金が下がるのは皆さんにとって良い話ですから、素直に喜びましょう。
結論から言うと、課金なしで落ち着きました
順番にお話しします。ここで言う最上位のAIというのは、いま一番賢いとされているモデルのことです。僕が使っているClaude(クロード)だと、Fable 5(フェイブル5)という名前がついています。
このFable 5について、上位の定額プラン、いわゆるMaxプランを使っている人に関しては、追加の課金なしで行くと決まりました。しかも一時的な措置ではなく、この先もずっとこのまま行くと見ています。ですから、上位のMaxプランを使っている方であれば、そのまま追加料金なしで最上位のAIを使えるわけです。「月60万円」の心配は、いったん消えました。
ではもう安心なのか。そう単純でもないんです
じゃあ何も気にせず使い放題か、というと、そこは少し違うんです。
お金の請求はなくなったのですが、代わりに量的な制限が案外きびしいんですね。使い放題に見えて、一定量を超えると「はい、今日はここまで」と止まる感じです。僕自身の体感で言うと、朝から晩までAIと仕事をしていると、正直1週間持たないかな、というくらいの厳しさです。
もっとも、これはあくまで僕が仕事で一日中フルに回した場合の話です。皆さんの普段の使い方であれば、そこまで制限に突き当たることは少ないと思います。ですから、まずは安心して使い始めていただいて大丈夫です。
お金の心配は、枠のやりくりに姿を変えました
僕のように、どうしても制限を超えて使いたい人はどうするか。ひとつの手は、アカウントを複数用意して回すやり方です。ざっくり400ドルくらいの規模で回す、という話も現実に出てきます。そうなると、結局それなりのお金はかかる。ここは正直なところです。
要するに、心配のタネがなくなったのではなく、姿を変えたんですね。以前は「毎月いくら請求が来るんだろう」というお金の不安でした。それがいまは「決められた枠を、どうやりくりして持たせるか」という、枠のやりくりの悩みに変わりました。青天井の料金におびえる話ではなくなりました。ここは大きな前進だと思っています。
現実解は、賢いAIと普通のAIの「使い分け」です
では、その限られた枠をどう守るか。答えは、AIの使い分けです。
Claudeには、ざっくり「賢い」「普通」「コツコツ」の3段階の子がいます。何でもかんでも一番賢いFable 5にやらせると、あっという間に枠を使い切ります。そこで、たとえば手を動かす作業は普通クラスのSonnet(ソネット)にやらせて、書いた文章のチェックはOpus(オーパス)という子に任せる、といった具合です。ふだんはSonnetをメインで動かしておいて、ここぞという場面だけSonnetから最上位のFable 5を呼び出す、という使い方もできます。
この使い分けをきちんと組むと、限られた枠でもぐっと長持ちします。とはいえ「どの仕事をどの子に振るか」を細かく決めていく話は、それだけで一本の記事になります。具体的な仕分けについては別の記事で詳しくお話ししていますので、そちらをご覧ください。制限がきつくて困った、という方には、使い分けの導入もお手伝いしています。
まとめ:騒ぎが落ち着いても、設計の話は残ります
いったん整理します。「月60万円かかる」と騒がれた最上位のAIは、Maxプランなら定額の枠内で、追加の課金なしに落ち着きました。ただし量的な制限はそれなりに厳しく、思う存分使いたい人には枠のやりくりが必要になります。そのやりくりの答えが、賢いAIと普通のAIの使い分けです。
お金の不安が消えても、「どの仕事をどのAIに任せるか」という設計の話は残ります。そして、この設計こそが、いちばん頭を使うところなんです。
御社の業務なら、どこを最上位のAIに任せて、どこを普通クラスに回せるのか。その仕分けと設計のお手伝いを、私たち AI Team by MeisterSupport がしています。料金の心配で二の足を踏んでいた方も、状況は変わりました。まずは使い分けの設計から、LINEやお問い合わせでお気軽にご相談ください。
