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AIに200記事書かせてきた側の、文句の言い方とその先

AIに書かせたブログが気に入らないとき、僕が実際に使っている5つの解決法

AIに書かせた文章が気に入らない、という相談をよく受けます。我慢して使うか、諦めて自分で書き直すかの二択ではありません。気に入らない点をそのまま言えば、その場では直ります。ただ、言うだけではしばらくすると戻ってきます。僕が実際に言っている文句と、戻らないようにその後やったことをお話しします。

AIロボットが差し出したブログの下書きに島田が赤ペンで指摘し、その横に直す前と直した後の組が積み上がっている様子

「AIに書かせてみたけど、文章力がイマイチで気に入らない」

AIでブログを書き始めた方から、この相談は本当によく受けます。
もうちょっと文章頑張ってくれよ、ってやつですね。
わかります。
僕もチェックを怠ると「おいおい」ってなる時が普通にあります。

先日、AIを使っている経営者仲間の勉強会で、まさにこの質問が出ました。
そこで僕が実際に言っている文句をそのまま並べたんですが、意外と喜ばれたので、今回はその話です。

まず一番多いのが、文章のパターンがあまりにもワンパターンなことです。
これは一番簡単で、そのまま言えばいいんです。
「ちょっとワンパターンすぎません?」
そう言ったら「パターンのフォーマットをいくつか用意します」って返ってきて、実際に型を増やしてきます。
Opus 5ぐらいの賢さがあれば、この一言でやってくれます。

同じ形の原稿が並ぶ前で島田がつまらなそうにし、AIロボットが違う型のページを何枚も広げて見せている場面
「ちょっとワンパターンすぎません?」と言うと、型をいくつも出してきます

次が、同じ表現の繰り返しです。
こっちが指示で渡したキーになる言葉を、何回も何回も言っちゃうんですよね。
一回言えば伝わるのに、繰り返し繰り返し出てくるんです。
これも「その繰り返し、やめてほしいな」で、ある程度は表現を変えてくれます。

三つ目は、文体ファイルを見ないで勝手に書いている時があることです。
自分の文体をまとめたファイルを渡しているのに、たまに素通りしているんです。
なので「ちゃんと見てる?」って聞きます。
それだけで読み直して、書き直してくることがあります。

四つ目はAIくさい言い回しです。
僕がすごく嫌なのは「効きます」を連呼されることです。
あれ、なんかすごくAIくさいですよね。
あとは体言止めが続くのも苦手です。
あの手の表現を見つけたら、臭くない言い方に置き換えてもらって、その置き換えを文体ファイルのほうに入れてもらいます。

五つ目は話の筋道がおかしい時です。
ここは自力で直してもらうのが難しいかもわからないんですが、「これ、おかしくないですか?」って聞くのは悪くないです。
たまにあるんですよ、筋が通ってない原稿。

勉強会でこう並べていって、最後に僕が言ったのが「まあまあできるだけケチをつけるってことですね」でした。
そうなんです。
気に入らない点を、気に入らないまま言葉にするんです。
黙って我慢して使うか、諦めて自分で書き直すか、の二択じゃないんです。

ただですね、ここで終わりにするとちょっと嘘になります。
ケチをつけると直るんですが、直ったままにはならないんです。
筋道の話でいうと、指摘するとしばらくは元気なんですけど、また忘れてくるんですね。
200記事も書かせていると、ちょこちょこチェックしとかないと「ちょっとおかしくない?」という時は正直あります。
文体ファイルも同じで、「ちゃんと見てる?」で戻っても、何本か後にはまた素通りしています。
こっちは言ったつもりで、向こうは直したつもりなんですよね。
そのズレが、記事が増えるほど積み上がってきます。

で、その勉強会のあと、言うだけじゃない対策を何個か入れました。
その後やったことをお話しします。

一つ目は、文体ファイルを「読ませる」のをやめて、僕の文章そのものを書き手に最初から持たせるようにしたことです。
それまでは「書く前にこのファイルを読んでね」という指示だったんです。
でも、読んだかどうかはこっちには分かりません。
読んだと言われても、それが本当かどうかは確かめようがないんですよね。
だから、僕が自分で書いた記事の全文と、僕が「これは僕の文だ」と◯を付けた過去の記事を、書き手の頭の中に最初から入れておく形に変えました。
読むという手順そのものが無いので、読み飛ばしが起きようがなく、最初の一行から僕の言い回しで出てきます。

二つ目は、書けた原稿を僕に見せる前に、機械で点検する関門を置いたことです。
太字にするための記号がそのまま残っていないか、伏せたことをわざわざ宣言していないか、僕の記事の文をそのまま写していないか。
こういう機械で見つかる事故は、僕の目に届く前に止めます。
AIが「点検しました」と言うだけの自己申告は、関門にしません。
何を見つけて、何を見つけなかったかを、機械の結果として出してもらってから読みます。

三つ目は、直しても直らない原稿は、部分修正をやめて白紙から作り直すことです。
「ここを直して」と頼むと、AIは元の原稿を土台にして、段落を入れ替えたり言い回しを変えたりしてくれます。
ところが直った原稿を元の原稿と並べてみたら、見出しはほとんどそのまま残っていました。
書き直したつもりでも、骨格が古い原稿のままなんですね。
だから何回やっても通りません。
「だめだこりゃ」と思ったら、直さずに指示書からやり直すことにしました。
こう決めたほうが、結果的に早かったです。

四つ目は、僕が直した箇所を「直す前」と「直した後」の対で溜めていくようにしたことです。
たとえばこの前、「次の話の通り方が決まる」を「次の話の展開が決まる」に直したとか、「僕が一つずつお答えしていく会」を「参加メンバーみなで解決していく会」に直したとか。
こういう直しを一つずつ記録して、次に書く書き手の手本に足していきます。
言い換えると、ケチをつけた内容が使い捨てにならないんです。
一回言ったことが、次の記事の最初から入っています。
これが積み上がると、同じケチを何度もつけずに済むようになってきます。

そして五つ目ですが、これが一番の収穫でした。
文体が反映されない原因は、書き手じゃなくて指示書の枠のほうにあったんです。
ある日、上がってきた原稿を読んで「絶対僕の文体反映してないですよね?」となったことがあります。
書き手には僕の文章を持たせてあるし、語尾も僕っぽいんです。
それなのに、読むと別物なんですね。
調べてみたら、原因は記事を書かせる前にAIに渡していた指示書のほうにありました。
その指示書で見出しを細かく決めて、見出しごとに何を書くかまで割り振っていたんです。
AIは指示書どおりに書くので、決められた見出しと内容を決まった書き方で埋めていくしかありません。
統計レポートに語尾だけ僕のものを振りかけたような文章になるのは、当たり前ですよね。
そこで指示書のほうを変えました。
見出しは立てずに、中心になる場面を一つだけ選んで、そこで実際に出た言葉をそのまま使う。データに基づいた作為的な癖の真似方は本当に要るものだけにする。
僕が普段自分で書いている記事と同じ形です。
その指示書で、同じ話をもう一度書かせました。
そしたら最初の一本が、添削なしでそのまま通ったんです。
指摘を重ねても直らなかったのは、指摘が原稿に向いていて、原因は指示書側にあったからでした。
これはちょっと悔しかったですね。
散々ケチをつけた相手は、悪くなかったわけですから。

ということで、まとめです。
AIの文章が気に入らないときは、遠慮なくケチをつけてください。
「ワンパターンすぎませんか」
「同じ表現を繰り返さないで」
「ちゃんと文体見てる?」
「効きますって連呼しないで、体言止めもやめて」
「筋道おかしくないですか」
この5つで、その場ではだいたい直ります。
ただ、ケチをつけるのはあくまで入口です。
言ったことは溜めて次の手本にして、直らない原稿は白紙から作り直してください。
それでも同じところで戻ってくるなら、原稿じゃなくて自分の指示書の枠を疑ってみてください。
案外、AIはこっちの言うとおりに書いていただけかもしれませんよ。

自分の文章を持った書き手をAIで用意してみたい方は、ai.msup.biz のAI導入サポートでご相談を受けています。
文体ファイルの作り方から指示書の枠の決め方まで、今の使い方をそのまま持ってきていただければ、一緒に見ていきます。

AI活用の実例

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