「インスタ、前より反応ないんですよね」
先日、経営者の集まりでこの話が出ました。
気のせいではありません。写真の撮り方が悪くなったわけでも、投稿の時間帯を間違えたわけでもないんです。仕組みのほうが変わりました。
去年と同じことをしていると、届かなくなっています
まず、どれくらい落ちたのかを見てください。
2026年のMetricoolの調査で、単独写真の投稿は前の年と比べてこうなっています。
- リーチが2割落ちた
- 反応が4分の1落ちた
- エンゲージメント、つまりつながりに至っては半分近くまで落ちた
2,400万件を超える投稿、37万を超えるアカウントを調べた数字です。個別の運の話ではありません。
3つが同時に落ちた、というのが問題です
数字を並べて見ると、落ち方に順番があるのが分かります。
届く数より、反応のほうが大きく落ちている。反応より、つながりのほうがもっと落ちている。
つまり、見られてはいるけれど、そこから先に進まなくなっているということですよね。表示はされる。でも、いいねもされないし、フォローにもつながらない。
オワコンになったわけではないんです
ここは誤解しないでください。
Instagramが終わったという話ではありません。一時のバブルが終わって、普通になった。それだけです。
普通になったということは、普通のやり方では届かなくなったということです。
落ちたのは「単独写真」であって、Instagramそのものではありません。
カルーセルは、同じ手間で桁が変わります
では何を出すか。
カルーセルです。横にめくっていく、あのスライド形式の投稿ですね。肩こりに効くストレッチ、みたいなものが何枚か続いていくやつです。
リーチ2倍、反応4倍、保存9倍
同じ調査で、単独写真と比べた数字が出ています。
- 届く数が2倍
- いいねなどの反応がほぼ4倍
- 保存に至っては9倍
倍率が全部違うのが分かりますか。しかも上に行くほど伸び幅が大きくなっています。
保存が9倍、の意味
この9倍が、いちばん大事なところなんです。
保存というのは、あとで見返すために取っておく行為ですよね。つまり、その場で消費されずに手元に残っている。
流れていく投稿と、手元に置かれる投稿。後者のほうが仕事につながるのは、説明するまでもないと思います。
カルーセルは、中身で選ばれる形式なんですよ。写真1枚は雰囲気で流されますが、10枚めくらせるには理由が要ります。
キラキラした写真で勝てる商売か、を先に考える
もう一つ、身も蓋もない話をします。
高そうなホテルのプールサイドで水着姿の写真を撮って、反応が取れる人はいます。ただ、それは限られた人ですよね。
料理の前で自撮りをして、誰が喜ぶか。ほとんどの商売では、そこで勝負しても勝てません。
だから、事業の中身のほうを出す。これが結論になります。
何を載せるかは、もう決まっています
ここで手が止まる方が多いんです。カルーセルを作れと言われても、10枚も何を書くのか、と。
ブログのダイジェストを、10枚に割る
新しく考える必要はありません。
すでに書いたブログがあるなら、その中の大事なところを抜いて、最大10枚に割る。これで1本できます。
作る順番はこうです。
- ブログから大事な文章を決める
- 最大10枚のスライドのフォーマットを決める
- オープニングとエンディングは先に作っておく
- 真ん中の絵を差し替える
型を1回作れば、あとは中身を入れ替えるだけになります。つまり、ブログの本数だけカルーセルが作れる、ということですよね。
知らない人に届けたいなら、ショート動画です
もう一つ、押さえておくところがあります。
Instagramは検索の仕組みとして、ショート動画に4倍の価値を置いています。意図的に見つけやすくしてあるんです。
使い分けは、こうなります。
- まだ知らない人に届けたい → ショート動画
- すでにつながっている人に使ってもらいたい → カルーセル
どちらにしても、写真1枚ではないというのが結論です。
手作業では、まず回りません
正直なところを書きます。
毎日ブログをカルーセルにして、さらに週2本ショート動画を入れる。これを手で作るのは無理です。受付の方にお願いする、という話にもなりません。
僕自身、この量を人の手でやろうとして、届かなかった側です。
ですから、作る側を機械にします。ブログから大事な文章を抜き、型に流し込み、画像を当てて、投稿するところまでを一続きにする。
数字のほうは、もうはっきりしているんです。あとは、その数字に届く出し方をどう作るかだけですよね。
