「そんなの、詳しい人だからできるんでしょう」そう言われると、まあそうかもしれませんね、と一度は思うんです。……いや、違うんですよね。僕なんて、気を抜いたらすぐ取り残される側の人間です。今回は、アクセス解析もSNS投稿も、設定まで含めてAIに任せられたというお話です。朝から順に試したので、その順に書きます。
朝から順に試してみました
きっかけは「もう管理画面を見に行かなくていいのでは」でした
先日の朝、ふと思ったんです。これ、もう自分で管理画面を見に行かなくていいんじゃないか、と。
ホームページを持っている経営者なら、アクセス解析の画面を定期的に覗きに行っている方も多いと思います。SNSの管理画面もそうですよね。ただ、正直なところ毎日欠かさず見ている人は少ないんじゃないでしょうか。僕もそうでした。忙しさに紛れて後回しになって、気づいたら1ヶ月そのまま。よくある話ですよね。
で、後回しになる理由って、見るのが嫌だからじゃないんです。ログインして、画面を開いて、グラフを目で追う。そこまでのひと手間が地味に重いんですよね。見たい気持ちはあるのに、たどり着く前に力尽きる。
だったら、そのひと手間ごと渡せないだろうか。そう考えたのが、この日のきっかけでした。
AIの世界は、気を抜いているとすぐ情報が古くなります。少し前にできなかったことが、いつの間にかできるようになっている。逆に言えば、確かめもせずに「あれはまだ無理だろう」と決めつけていると、それだけで損をするんです。ってことで、朝から順番に試してみることにしました。
その日のうちに4つ試しました
試したのは、この4つです。
- Googleアナリティクスのデータ取得
- サーチコンソールのデータ取得
- Facebookページへの投稿
- Xへの投稿
前半の2つが見るほうで、後半の2つが出すほうですね。自分のサイトの数字を取ってくる仕事と、外に発信する仕事。毎日の運用で手が止まりがちなのは、だいたいこのあたりなんです。
順番に深い意味はありません。思いついた順に、上から片付けていっただけです。どれか一つでも設定でつまずいたら、そこで止めるつもりでいました。
結果はどれも同じで、設定までAI任せでできました
結果を先に書きます。4つとも、設定まで含めてほぼAI任せでできました。
ここ、大事なところだと思っています。できあがった仕組みを動かすのがAI任せ、という話ではないんです。つなぐための設定そのものを、あちらがやってくれたということなんですよね。
これまでは、こういう連携の設定こそが一番の壁でした。どこかの画面で鍵になる文字列を発行して、それを別の画面に貼り付けて。説明書きを読んでも、どこの話をされているのかピンとこない。そこで諦めた方、多いと思います。僕も、ああいう画面が出てくると身構えるほうです。
その壁が、朝の思いつきから一日で片付きました。
人間がやることは、意外と少なかった
残るのはカード情報の入力と、認証コードのコピペくらいです
とはいえ、全部がボタン一つで終わったわけではありません。
途中で人間の出番はありました。カード情報を入れてください。届いた認証コードをこの画面に貼ってください。このあたりは、こちらの手で進めます。
でも、当然ですよね。カード番号や、手元に届いた認証コードまでAIに預けるのは、僕も怖いです。このシリーズの前の記事で、お金が動くものには自分の目を通すと書きました。ここも、同じ考えの延長線上にあります。
つまり、人間に残った仕事はこれだけでした。
- カード情報の入力
- 認証コードのコピペ
- 規約上どうしても押せない最後のボタン
作業としては、その程度の難易度です。あとは向こうが進めていきます。
書き出してみると、ずいぶん少ないですよね。しかもこの3つ、どれも判断の要らない作業なんです。番号を打ち込む。届いた文字列を貼る。最後にボタンを押す。迷うところが一つもありません。
これ、任せ方としては良い形だと思っています。人間に残るのが判断の要る仕事だと、結局そこで詰まるんですよね。残ったのが手を動かすだけの作業なら、忙しい日でも片付きます。
規約でAIの登録が禁止されているサービスでは、AIが正直に申告してきました
この日いちばん面白かったのは、あるサービスに当たったときの反応でした。
そこは、利用規約でAIによる登録が禁止されていたんです。そうしたらAIが、こう言ってきました。
「利用規約でAIが登録してはいけないと書いてあるので、ボタンだけ押してください」
正直に申告してきたんですよね。黙って進めることもできたはずなのに、そうしなかった。できないことは、できないと言う。
任せる側からすると、これは安心材料でした。なんでかというと、任せるときに怖いのは失敗そのものじゃないんです。まずいことを黙ってやられるほうが、はるかに怖いんですよね。新しく人が入ってきたときもそうですよね。できませんでした、と言ってくれる人のほうが、結果的に多くを任せられます。黙って進む人には、細かいところまで確認が要るようになるんです。ちゃんと言ってくる相手なら、任せる範囲を広げていけます。
逆に言えば、規約を破ってでも進めようとする道具だったら、僕はそこで手を止めていたと思います。
いまは管理画面を見に行っていません
「今月アクセスどうでした」と聞けば、調べて答えます
で、設定が終わってからどうなったのかって話ですよね。
Googleアナリティクスとサーチコンソールは、API接続でつながっています。API接続というのは、人が管理画面を開く代わりに、機械同士が直接データをやり取りする通り道のことです。そうなると、あとはClaude Codeの画面から聞けばいいだけになります。
「今月アクセスどうでした」「問題点ありませんか」
これで調べて答えてくれます。ログインもしません。グラフを目で追うこともありません。聞きたいときに聞くだけです。
さっき、後回しになる理由はログインまでのひと手間だと書きました。そのひと手間が要らなくなりました。思いついたときに聞けるので、月末にまとめて見なきゃ、という構えもしなくて済むんですよね。
管理画面を定期的に巡回する習慣そのものが、もう要らなくなってきているということだと思います。
アナリティクスとサーチコンソールは、違いが分からなくてもワンセットでつなぐ
ここで、こう思われた方もいると思います。アナリティクスとサーチコンソールって、そもそも何が違うんだ、と。
正直に言います。その違いを厳密に説明できなくても困りません。大事なのは、両方をワンセットで見ることだけです。
両方をつないでAIに聞くと、ワンセットで答えが返ってきます。どっちがどうという説明を求められることもありません。聞いたことに対する答えが、そのまま出てくるだけです。
だから順番としては、用語を覚えるのが先ではないんですよね。先につないでしまう。分からないまま両方つないで、あとは聞く。それで回ります。
言い換えると、勉強してから道具を持つのをやめた、ということです。道具を先に持って、使いながら覚えればいいんです。
ブログとSNSをつなぐだけの外部サービスは、もう要らなくなりました
Facebookページも、その日のうちに投稿の設定まで済みました。Xも同じタイミングで設定して、あとは向こうが投稿してくれる状態になりました。ただし、Xへの投稿は有料です。ここは知らずに進めると引っかかるところなので、書いておきます。
で、設定をしながら思い出したことがあります。昔よく使われていた、ブログを書いたら自動でSNSにも投稿してくれる連携サービスです。僕自身も、以前そういうサービスを使っていた時期がありました。
あれ、もう要らなくなったんですよね。
AIがブログを書いて、そのままAIが投稿する。それで終わりなんです。橋渡しをするためだけの仕組みに、月額を払う理由がなくなりました。
そうなんです。つなぐための道具が要らなくなったというより、つなぐという作業そのものが消えたんです。書く人と出す人が同じなら、あいだの受け渡しは発生しませんからね。
朝に思い立って、その日のうちに4つ。僕が手を動かしたのは、カード情報を入れたのと、認証コードを貼ったのと、最後にボタンを押したことだけでした。
こうした設定は、思い立ったその日にどこまで進められるかで景色が変わります。自分の会社でどこから手をつければいいか分からない、という方は、AI Team by MeisterSupport のLINE、またはお問い合わせフォームからご相談ください。
