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AIの間違いを訂正した議事録やまとめを、そのまま社内の資料に使い回していませんか?

AIの間違いを訂正したのに、社内の資料に誤った説明が残り続ける理由

セミナーの録音からAIに作らせたレポートで、ある商品の名前をAIが聞き違えていました。僕はその上に正しい名前と、何の材料かを書き込んで、AIの間違いを訂正しました。ところが、AIが自分で書き足していた商品の説明には、僕は一度も手を入れていなかったんです。その説明は半年後、聞き違いを直すための社内の対応表に「実在する商品」として載り、3つのファイルに広がっていました。AIの間違いを訂正したのに、なぜ間違った説明のほうが社内の資料に残るのでしょうか?

赤ペンで直す島田の手元に、AIが貼ったピンクの付箋が残っている

先日、ブログを書くための指示書に目を通していて、ある商品の説明に引っかかりました。

僕が知っているその商品と、書いてある作りがどうも合わないんです。
それで、AIにこう伝えました。
「これ間違ってるのでちゃんと調べたほうがいいです」
メーカーの公式の説明で確かめてもらうと、やっぱり違っていました。
本当は表面に張る素材なのに、指示書では、中に別の素材を入れた薄い製品として説明されていたんです。
名前は合っているのに、中身はまったく別の作りの商品になっていました。

同じピンクの付箋が貼られた3冊のファイルに驚く島田
直したつもりの資料から、AIが足した説明だけが別の資料へ写っていきます

この説明の出どころは、半年前に僕のセミナーの録音からAIに書いてもらったレポートでした。
AIはそのとき、この商品の名前を聞き違えていました。
しかも名前の横に、AIが自分で考えた商品の説明まで書き足していたんです。
僕はレポートを読んで、正しい名前と、何の材料なのかを書き込んで直しました。
ところが、AIが書き足していた説明のほうには、手を入れていませんでした。
名前が正しくなったので、僕はそれで直した気になっていたんですよね。

では、手つかずの説明が半年のあいだにどうなっていたか。
うちには、録音を文字に起こしたときの聞き違いを、正しい言葉に置き換えるための言葉の一覧があります。
別の会の録音を整理していたAIが、あのレポートを根拠にして、この商品を説明ごとその一覧に載せていました。
それも「実在する商品」という扱いです。
そこから、僕が目を通していたブログの指示書にまで、同じ説明が入っていました。
あのまま進めていたら、間違った説明がそのまま記事になって、世に出ていたはずです。
誰も一度も確かめていない一文が、社内の資料の中では、確かめ済みの正しいこととして使われていたわけです。
これ、ヒヤッとしますよね。

資料が届くまでの仮置きのデータが、そのまま一人歩きする。
仕事をしていると、よくありますよね。
正式な資料が来るまでのつもりで、とりあえず入れておいたデータ。
それが、資料が届いたあとも差し替えられないまま、あちこちで使われていく。
AIが名前の横に足した説明も、まさにこの仮置きでした。
人が入れた仮置きなら、入れた本人が「これは仮だ」と覚えています。
でもAIが自分で足した説明は、仮だと知っている人が社内に一人もいません。
だから名前を正しく直したあとも、誰もその説明を差し替えようとしなかったんです。

AIが作った議事録やまとめの間違いを直すときは、AIが自分で書き足した説明が残っていないかも確かめてください。
そういう説明は、直したはずの資料の中に、誰にも確かめられないまま残っていることがあります。
社内の資料に使い回す前に、ぜひ一度そこを確かめてみてください。

ai.msup.bizでは、AIに作らせた資料を社内でどう確かめてから使うかを、実際の業務に合わせてお伝えしています。
AIが自分で足したところを見分けてから社内の記録に入れる流れを、一緒に作りたい方はお気軽にご相談ください。

AI活用の実例

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